秋

ここ数日で空気がすっかり秋めいて来たと思う。

そんな連休の最終日、杉小路から葡萄を貰った。葡萄狩りに行った土産らしい。
有難い。

やはりこういう物は手を加えるよりそのまま戴くのが一番旨いと思う、が、少しは凍らせて置いて残暑の日にでも食べようか。
葡萄は皮を剥くのが手間とも思うんだが、逆にそれが食べだすと止まらない原因となっている気がしないでもない。



そろそろ、また依頼にでも出ようかと思うんだが……連休な為か、運命予報士も休みが多いらしいな。

なので横須賀のゴーストタウンに行ってきたんだが、やはり自分だと単体攻撃が主に為るので、数が多いと鬱陶しいな……
しかし色々ハリウッドホラーだった。

ところで

聞いた話によると、フランスの法律では死者とも結婚できるらしい。

つまり花嫁軍団はフランス産。
だからバラ塗れなのだろうか。




そんな冗談が頭に浮かんだ。

日々

日々の生活に追われているうちに、竜宮城関連が一段落したり、夏休みが終わったり、学校に嫁を職業とする者が増えていたりした。


家人に昨今は男も嫁に成れるのかと聞かれた。
名乗ってる以上はそうなんじゃないか？
ただ平等を期するならば女も婿に成れるべきとは思うが。
いや、だが嫁と婿と何が違うんだろう。
新たな疑問。


が、この疑問を考えるよりは、来るべきテストに向けての問題を考えるのが先か。受験生だし。
……この学校、二期制なんだな……。

そんな夜に、大正時代な夢を見た。何故か杉小路が出て、二人で学生をやっていた。

日本史と文学史を勉強してたせいだろうか。
中々楽しかった。


と、ここまで書いたら、「『た。』止めでばかり文を書くな、小学生か貴様は」と言われた。
……、


……あ、また。
難しい、な。

海か……

次の戦いは海らしい。

舞台からして水練忍者の本懐……と言いたいのだが。




……居ないのだよな、その日。





激しく落ち込んでいる訳であるが。
何時もと変わらないと言われた。
……いや、でも先人の言葉を借りるなら、心の小人がしょんぼりだ。

臨海学校

海の底に竜宮城と沈没船が見つかったそうだ。
これだけならロマン溢れる話だけれど、結局の所、ゴーストの巣窟らしいんだがな。
そこに、近江永都なる人物が囚われてるらしいのだが。彼は一般人らしい。

どうも浦島太郎の想像をしてしまうが。
……実は数年前の人間が外見そのままだったりはしないよな。
玉手箱とかのメガリスがあって、城やその眷属がメガリス効果だったり、な。


蓮堂が言っている他にもどうも深いアレとか冷血なアレとか思い浮かべてしまうわけだが。




に、しても暑いな。
折角の夏休みだ、皆で集まって怪談の一つでもして涼みたい所だが。