む。

初依頼は成功だった。反省点は次に活かそう。
一気にレベル(…って何だ？　考えてみれば)が上がってた。
良し、14日のための詠唱兵器を掘って来よう。

だが考えてみると、武器ならば特に拾ったものを使うのに抵抗はないのだが、カレー皿とかどんぶりとかは――
その、なんだ、拾っても困る。
そう思った矢先にレベル２２植木鉢なるものを拾う。……だからレベルって。
根拠は無いが凄い物が育ちそうなので取敢えずは何か植えたくなった。


アイコンが完成していた。
礼状、書かなければな。……ひとに読んでもらう文章、苦手だが。

目の錯覚か

校門前の男子生徒……、新宿の天香學園で見たことがあるような気がするんだが。
遺跡研究会だったかなんだったか。あれは確か名前は黒塚だった気がするので別人か？
――視力が落ちたんだろうか。





それは置いておいて杉小路がバトンを渡してきた。
体育祭はもう終わった気がするが。






1.まず回す5人を最初に書きましょう。
　付き合いが狭いので5人も日記を書いてる人間を知らない。
　とりあえず、
　・龍一朗
　見てたら持ってけ、見てないなら構わん。


2.お名前は？
　青柳　暁人

3.おいくつですか？
　年齢の事であれば、１７歳。


4.ご職業は？
　高校二年生。まもなく進級予定。
　能力者の分類で分けると水練忍者、となるらしい。

5.ご趣味は？
　アウトドア活動。キャンプやロッジを借りての泊まり旅行も好きだな。
　最近は家庭菜園に凝っている。
　普通に家で読書なども好きだが。


6.好きな異性のタイプは？

　……、

　…………、

　…………………………………………、

　うなじ美人。和服が似合う年上尚可。



7.特技は？
　家事。
　特技とは思ってないが特技として良いらしい。
　歯磨きと一緒で習慣だと思うんだが。

9.悩みは？
　特定の悩みを言えと言われると、悩む。
　さし当たっては8が無い事についても悩んでいる。

10.好きな食べ物・嫌いな食べ物は？
　好きな料理は鍋物。特に鱈。肉類よりは魚と野菜が好きだ。
　ブロイラーや脂身が多い肉は匂いが苦手だと思う。挽いて香辛料と混ぜれば普通に食える。


11.あなたが愛する(このバトンを渡してくれた)相方にひとこと。
　相方という呼称でいいのか。　

12.バトンを渡す人の紹介

凪　龍一朗：
　お得意様。
　一応家の関係から付き合いがあるのだが、どう形容すべきかは自分でも良く解らん。
　よく名前の最後の一文字を間違えられている、不憫な。

週末

予定は無いのでゆっくり休もう、と思っていたのだが。

凪の嫡男が、横浜に逃げ……もとい、遊行。
その留守の間、美術室の報告などをしておけと頼まれた。
あの部は詩人が多い。俺ではポエム書けないので無理だ、と主張したのだが横暴な。


俺はお庭番であっても留守番ではない、のだが、100円渡された。
仕事か、仕方ない。

１文字１円として１１２円分くらいは働いた。

作りすぎたので

弁当箱につめて部に持っていった。
内一つをクラスメイトに届けた、以前クラスで食費がかさむとかなんとか聞いた気がする。

粗餐だが、幾ら食っても足りない年頃ではあるし、多少の腹の足しにでもしてくれればいいと思う。

問題は、あそこで売れても俺の食費にはならんということだが。
裏庭で野菜でも作ろうかと画策中。

蜘蛛

なにやら土蜘蛛というのが出ているらしい。
それとの戦いの中で還らぬ人となった生徒も居るそうだ。
若輩の身では、無念を想像しても及ばないのだろうけれど。
突入に微力ながら手を貸したい所だが、依頼を受けている身なので自重した方がいいのかと悩む。
自分の役目にまずは全力を注ぐべきとは思うのだが、歯痒いな。





心を落ち着かせるべく、明日の弁当の仕込をした。

……考え込んでいたら作りすぎた。